舌下免疫療法とは(ダニアレルギー性鼻炎)
舌下免疫療法には、ダニが原因のアレルギー性鼻炎の患者さまを対象にした治療もあります。
この治療を希望される方に対し、スギ花粉の舌下免疫療法と同じように血液検査を行います。
これによって治療を進められると判断できたならば、実際の治療を開始いたします。
なお、ダニアレルギーは通年性なので、特に行えない時期はありません。患者さまの希望も考慮し、いつでも治療を開始することが出来ます。
実際の治療は、アレルギーの原因となる物質を含む成分の錠剤を少量から服用していきます。
患者さまの状態が悪化していないことを確認したうえで、必要に応じて処方量を調節いたします。
服用の間隔は1日1回が基本となります。
スギ花粉による舌下免疫療法と同じように、初回の服用はアナフィラキシーなどを起こす可能性もありますので、院内での処方となります。
その後は、原則として月1回のペースで通院していただきます。
なお、この治療の効果を確認するには1年程度かかるとされており、さらに3～5年の期間は投与する必要があります。
副作用に関して言うと、よくみられるのが口内での腫れやかゆみ、唇の腫れ、のどの不快感、頭痛です。ダニ成分が含まれた錠剤を服用するので、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻症状が出ることもあります。
このような異常がみられたら、すぐに当クリニックまでご相談ください。